昨年、セ・リーグ3位からクライマックス・シリーズで阪神、広島を破って日本シリーズに進出したDeNAベイスターズですが、今年は堂々のセ・リーグ優勝候補です。
2017年の主なチーム成績(打撃部門)
チーム打率.252(セ・リーグ2位)
得点597点(セ・リーグ2位)
盗塁39個(セ・リーグ6位)
犠打84個(セ・リーグ6位)
四球378個(セ・リーグ5位)
開幕スタメン
2018年の開幕スタメンは、既にラミレス監督から1月に公に発表されています。
1.桑原(中)
2.大和(二)
3.筒香(左)
4.ロペス(一)
5.宮崎(三)
6.戸柱・嶺井(捕)
7.梶谷・細川(右)
8.投手
9.倉本(遊)
キャンプイン前の1月に開幕オーダーを発表することはかなり異例だと思いますが、一般人には知り得ないラミレス監督の狙いがあるのでしょう。
大和・倉本の二遊間
大和の移籍が決まってからショートはどうなるのか、どちらかがセカンドにまわるのかなど様々な憶測が飛び交ってましたが、この開幕オーダーの発表で固まりました。
もちろん開幕までにはまだ時間がありますので、色々試してからシーズン中の変更はあるかと思います。
大和は2番
昨年は開幕から梶谷が2番に座るなど、かなり攻撃的布陣でした。
なお、今年のベイスターズは「スモールベースボール」を掲げています。昨年は犠打数が両リーグ最小の84個、盗塁数も両リーグ11位の39個でした。
そこに2番として、通算盗塁数73個、通算犠打数161個の大和が入れば、自ずと数は増えると予想されます。
大和は、ここ3年間合計の盗塁数が10個ですが、盗塁企画数も一段と増えることから、ベイスターズのチーム盗塁数がどこまで伸びるかも見物かもしれません。
昨季の個人別盗塁数
なお、昨年の個人別盗塁数は、
梶谷21個
桑原10個
倉本3個
の3人以外、1~2個でした。この3人が今年はもっと数を稼ぐのはもちろん、代走含め石川、荒波、関根、乙坂はチャンスが巡ってくると思われます。
また、新人でドラフト2位の神里が俊足なので、新人から貴重な役割が回ってくるかもしれません。
梶谷と細川が併用!?
梶谷は昨季21盗塁を決めたり、4年連続20盗塁以上決めています。スモールベースボールを掲げる今季には不可欠の選手だと思いますが、開幕オーダー発表時にライトのレギュラーに細川の名前を挙げていました。
梶谷は昨季21本塁打21盗塁だった一方で昨季打率.243の上、三振もリーグワーストの157個でした。
それに、一昨年はそうでもなかった対左投手の成績が昨季悪かったようで、対左投手の場合には将来有望でCSや日本シリーズで活躍が目立った細川も起用するとのことでした。
とはいえ、梶谷はベイスターズの顔である選手の1人で1億円プレーヤーでもあります。
そんな選手相手にポテンシャルは高いとはいえ、2年目の19歳を競わせるのは非現実的な気もするので、半分くらいは発奮させるためのような気がします。
それに梶谷が外れるとチームが掲げるスモールベースボールとはかなりかけ離れそうなので、結局、今年のような不安定な成績でない限りは梶谷になると思われます。