2/24(土)、今年のオープン戦が始まりました。
ヤクルトのオープン戦の開幕は、阪神と対戦して、バレンティンの大活躍により4―2で勝利をおさめました。
- バレンティンが3打数3安打3打点
- スモールベースボールの成果
- 他球団の結果
- 昨季イースタンリーグで最多本塁打18本を放った内田が活躍(楽天)
- 岩瀬から3者連続ホームラン(日本ハム)
- 新人王候補に名乗り(ベイスターズ)
バレンティンが3打数3安打3打点
バレンティンが2回にライト前ヒット、4回にソロホームラン、6回に2ランホームランと3打数3安打3打点とオープン戦にはもったいないくらいの大活躍でした。
バレンティンは昨年開幕前に行われたWBCでも打率.615本塁打4本と大活躍をしたが、本シーズンは32本塁打を放ったものの、打率.254に終わってしまいました。
昨年は調整が難しかったのか春先の調子を持続できなかったようですが、今回はずっとチームに帯同できるので、この調子を維持してほしいところです。
スモールベースボールの成果
今季のヤクルトはスモールベースボールを掲げています。得点チャンスの時に必ず1点を取れる野球を目指しています。
その意識が今日の試合の6回に見えました。
1点ビハインドの状況で先頭の西浦が相手のエラーで出塁して、その後の青木がセンター前ヒットで続きました。
次の坂口が初球をきっちり送りバントでそれぞれ進塁し、山田が同点の犠牲フライを放ちました。
その後、バレンティンの2ランホームランで締めくくり、打線がしっかり繋がって機能しました。
小川監督は、坂口が1球で送りバントを決めたことが一番大きかったと評価しています。
相手のミスで生じたチャンスで流れを断ち切る事無く、きっちりと次に繋げて結果的にも得点に繋がりました。
相手の投手が調子良いときにどのようにして1点をもぎ取るか、を具体的に表したイニングだったので、今後もこのような場面が多く見られることを期待しています。
他球団の結果
広島5―11楽天
中日4―6日本ハム
巨人1―3DeNA
昨季イースタンリーグで最多本塁打18本を放った内田が活躍(楽天)
楽天は4番に入った内田靖人選手の2ランを含む2安打4打点の活躍で楽天が勝利しました。
内田選手は昨季、21打数1安打の打率.048でしたが、イースタンリーグで18本塁打、66打点と二冠を達成した選手でまだ22歳なので今年は大きな期待がされている選手個人です。
対する広島は薮田が3回を完全投球したことと、メヒアが1HR3打点だったことが収穫でしたが、長井とオスカルが炎上しました。
岩瀬から3者連続ホームラン(日本ハム)
中日は2015年ドラフト1位の小笠原慎之介が4回無失点の好投。大野奨太が古巣日本ハム相手にHRを打ちました。
対する勝利した日本ハムは2年目の森山が2HRを放ち、開幕スタメンについて向け大きなアピールをしました。
森山は昨季、11打数0安打でプロ初安打を昨年打てませんでしたが、一方でイースタンリーグでは、楽天内田選手同様18HRを放ち、リーグ最多でした。
また、この試合では、横尾→森山→清水と大ベテランの岩瀬から3者連続ホームランを放つなど、若手が大活躍でした。
大谷がメジャー挑戦して戦力的にはダウンしましたが、日本ハムの若手としてはチャンスなので、開幕までの争いも目が離せません。
なお、代打で登場した清宮は三振でした。もちろんこちらも注目です。
新人王候補に名乗り(ベイスターズ)
DeNAも新人の楠本・新戦力のソトがホームランを放つなど躍動しました。
ソトはマイナー通算143HRを放っており、今年注目されています。但し、ポジションが昨季のタイトルホルダーがいる一、三塁のため、アピールは必須です。
そして、楠本は今年ドラフト8位で入団した選手です。肩の故障で送球に不安があるため下位指名となりましたが、大学では数々のタイトルを獲得し、更には大学選抜の日本代表の4番も務め、打撃が期待されている選手です。
練習試合でもサヨナラホームランを活躍をしており、注目が集まりつつあります。
また、投手だとベイスターズが熊原、巨人が中川と若手がそれぞれ5回無失点と開幕ローテ入りをアピールしました。